最初は気軽でいいのだ!
 魚は 水質・水温の急変に弱く、いきなり違う水質・水温の水に入れたりすると 驚いて死んじゃいます。同様に、なんらかの理由で水槽内の水質が急変してしまうと やはり病気になったり死んだりします。
  魚の飼育方法でいちばん大事なことは、水質と水温を安定させること・急変を避けることだと思います。「死なせない」 ことと「元気に育てる」 ことは別ですが、ストレスを与えなければ 熱帯魚は意外と死なないものなのだそうです。

  水質以外にもストレスの要因はありますが、はじめは水質・水温を急変させないこと・悪化させないことに気を遣ってみるのが良いかと思います。「水質」なんて言うと難しそうな気がするかもしれませんが、さしあたってやれることと言えば、「餌をやりすぎないこと」、「定期的な水換え」、「水換えの際にちょっと気を遣う」ぐらいでしょうか。特に、最初の頃は餌を与え過ぎないことが肝要です。
  気を遣うポイントは他にも色々あるのですが、それ以上のことは必要に応じて自然と身に付いていくかと思います。

  気を遣える範囲は人それぞれです。色々な人が言う色々な飼育法を全て実践しようとして、面倒になっちゃった挙句 飼育が雑になってしまっては本末転倒ですから、「疲れない範囲で 気を遣う」、そして、その気を遣える範囲を少しずつ広げていけばよいのではないかと思います。
  逆に、「自分ができることに合わせた飼い方をする」というのも1つの考え方です。一から十まで教科書に従うのではなく、適度に自分流アレンジを加えてみましょう。
  例えば、忙しくて あまり手をかけれないのであれば、入れる魚を少なめにして水換の回数を減らす等、手間を軽減する工夫は色々ありますので、自分の飼い方に合わせて適宜調べてみると良いでしょう。

  デタラメな飼い方を推奨するわけではありませんが、教科書通りにやってたって失敗するもんは失敗します。最初のうちは なにかと問題が発生しますから、トラブルを楽しむ、ぐらいの感覚で始めてみるのが良いかもしれませんね。
  まずは気楽にはじめてみませんか。

最初は気軽でいいのだ!
これだけは覚えておきたい14ヶ条
魚と水草の選び方
魚が死んでしまう?
餌の量を見極めよう!
最後に

熱帯魚飼育入門